
1950年(昭和25年)に日本初の長距離用電車として80系「湘南電車」が華々しいデビューを遂げた1年後、今度は横須賀線や京阪神緩行線の輸送量増加に伴う長大編成化に対応するため、これを近郊型スタイルに手直しした70系電車が登場した。70系電車は東京・大阪両地区とも80系電車と同一線区を走ることが想定されたため、基本的に台車・制御方式・制動方式を80系電車と同一とし、車体構造は戦前からモハ51形等で確立されていた3扉セミクロスシートの「近郊型」方式が採用された。80系登場時にオレンジとグリーンの派手なツートンカラーが話題になったこともあり、70系電車はクリームとブルーのこれまた派手なツートンカラーを採用、70系電車は「スカ形」と呼ばれるようになり、この塗色は「スカ線色」と呼ばれ現在にまで受け継がれている。一方、信越本線ではイエローとオレンジのより鮮やかな塗色が採用され、いわゆる「新潟ローカル色」として親しまれていた。上は長岡運転所に所属していた70系電車の制御車クハ76 001で、1951年(昭和26年)日本車輌東京支店製。 |