1977.8. 長岡運転所 Photo by: J. Satomi

1950年(昭和25年)に日本初の長距離用電車として80系「湘南電車」が華々

しいデビューを遂げた1年後、今度は横須賀線や京阪神緩行線の輸送量

増加に伴う長大編成化に対応するため、これを近郊型スタイルに手直し

した70系電車が登場した。

70系電車は東京・大阪両地区とも80系電車と同一線区を走ることが想定

されたため、基本的に台車・制御方式・制動方式を80系電車と同一とし、

車体構造は戦前からモハ51形等で確立されていた3扉セミクロスシートの

「近郊型」方式が採用された。

80系登場時にオレンジとグリーンの派手なツートンカラーが話題になった

こともあり、70系電車はクリームとブルーのこれまた派手なツートンカラー

を採用、70系電車は「スカ形」と呼ばれるようになり、この塗色は「スカ線

色」と呼ばれ現在にまで受け継がれている。

一方、信越本線ではイエローとオレンジのより鮮やかな塗色が採用され、

いわゆる「新潟ローカル色」として親しまれていた。

上は長岡運転所に所属していた70系電車の制御車クハ76 001で、1951

年(昭和26年)日本車輌東京支店製。