1960.3. 鷹取工場 Photo by: Tadao Nakajima

こちらの1B1タンク機は和製の230形

1896年(明治29年)に創業した汽車会社は当初、台湾向けや北海道鉄道向け

にイギリス製機のコピーを製造していたが、1903年(明治36年)より官設鉄道

向け機関車の製造も開始した。

230形は作業局に38輌、北越鉄道に1輌、北海道鉄道に2輌が納入され、

後に全車が官設鉄道に集められて230-270号機となっている。

全長9,766mm、整備重量35.9t、1.11m3で、設計全般としては前ページの

ダブス製500形を参考にしたといわれるが、各所に独自の改良が施されて

いる。動輪直径も1,250mmで、500形より100mm小さい。

性能は良好でイギリス輸入機と比較しても遜色はなく、国産機の信頼性を

大きく向上させた名機として知られているが、一方で主要な構成部品は

全てイギリス製品を使っていたためだという見方もある。

上の230形は現在大阪の交通科学館に保存されている233号機