1967.9. 出雲坂根駅付近 Photo by: Tadao Nakajima

C56牽引の第425列車と入れ替わりに、先ほどスイッチバック線で待機

していた気動車列車が出雲坂根駅を発車して勾配を駆け下りてきた。

上り612D急行「第1ちどり」である。

「ちどり」の名は1607年(慶長12年)に堀尾吉晴によって築城された松江城が

別名「千鳥城」と呼ばれたことにちなんだもの。1953年(昭和28年)に広島−

米子間を結ぶ臨時快速列車として誕生、3輌編成ながら2・3等合造車の

オロハを組み込んでいた。1955年(昭和30年)には夜行「ちどり」も誕生し、

1959年(昭和34年) 4月に昼行・夜行共に気動車化され、かつ準急に格上げ

された。

写真は急行時代の「ちどり」だが、先頭1輌のみキハ58系、後ろ3輌が

キハ55系気動車の編成になっている。急行「第1ちどり」は12:45に広島

を出発し、終着米子には18:41に到着する。