上田丸子電鉄ED4111

1963.6. 上田駅 Photo by: T. Satomi

銚子電鉄のデキ3は全長わずか4,470mmの超ミニ機関車として現在でも非常

に有名、それほどまで小さくはないがB形の電気機関車は地方私鉄に行くと

時折見かける機会があった。

上田丸子電鉄(現在は上田交通)のED4111は1924年(大正13年)同社の

丸子線電化に際して導入されたアメリカGE社製の19t級電気機関車で、

当初はA1と称された。

ドイツ・アルゲマイネ社製のデキ3と同様、こちらも鉱山鉄道用機関車なの

だが、地方私鉄としてちょうどよい大きさだということで本来の設計とは違う

目的で使用された例。アメリカやドイツではこのクラスの機関車はかなり特殊

用途車として限定された存在だったのだろう。

1950年(昭和25年)頃まで鉱山用機関車につきものの「鐘」が残っていたらしく、

アメリカの古典機のようにカラーン・カラーンと鐘を響かせながら走っていた

姿を想像するとなんとなく楽しい。

同機は電動機も定格出力55.9kwのHM-829型を2個装備し、晩年は上田原

車庫構内の入換作業に従事していたが、大雪になるとスノープロウをつけて

雪かき作業にかり出されることもあった。