高松琴平電鉄1000形

2000.1. Photo by: Yoshihisa Ohno

大野義久さん推薦

(写真提供:大野義久さん この写真は転載禁止です)

 

 私のホームグラウンドである、琴電長尾線で、珍しい電車が走りま

 した。1000型120の単行運転!!撮影は、1月22日です。

 62の故障により、平木−長尾、長尾−高松築港間だけの運転で

 した。1年に数回の、この珍事。やっとカメラに収めることができま

 した。

   

高松琴平電鉄は名車コーナー2度目の登場です。これは同鉄道にかつて

大手私鉄で名車として活躍した様々な電車が今なお数多く活躍していることを

考えると当然の結果かもしれません。

しかも大野義久さんからお送りいただいたのは琴電の中でも生え抜きの

1000形

1000形は高松琴平電鉄の前身である琴平電鉄が開業する1926年(大正15年)

に汽車製造にて5輌が新製された14m級の半鋼製電車で、地方私鉄は

もちろん大手私鉄でも木製電車が主流だった時代においてトップクラスの

車輌でした。当時流行の窓の上隅につけられたRがとてもエレガントです。

1000形5輌は1967年(昭和42年)に車体更新を受けて若返り、このクラスの

電車としては長寿を誇っています。ただ110と130は志度線に転じた直後、

1976年(昭和51年) 8月に正面衝突事故を起こして廃車となりました。

下の写真は1000形140の車体更新前の姿、製造当初は戸袋窓が優雅な

半円形で、貫通扉も妻板とツライチになっていたのが車体更新でなくなって

しまってちょっと残念ですが、いや贅沢は申すまい、1000形が70年以上も

現役であり続けること自体が奇跡なのですから。(里見)

1960.10. 瓦町駅 Photo by: T. Satomi