モハ80系

1981.7. Photo by: Nobuhiko Nishimura

西村暢彦さん推薦

(写真提供:西村暢彦さん この写真は転載禁止です)

 

 さて、私の推薦は、EL1種、ECは2種です。

 ECは、80系と72系です。80系は他の鉄道車両にも大きな影響を

 与えた正面2枚窓と奇抜だったツートンカラーの採用と現在の電車

 特急などの礎になったのでは?と思っています。

  

モハ80系「湘南電車」は日本の電車発達史における輝かしい名車である

ことは疑う余地もありませんが、ただ技術的・性能的にはモハ63形に続く

旧性能電車の延長線上にあり、むしろモハ80系電車の偉大さは西村さん

がおっしゃるように、ツートンカラーの塗り分け及び2次量産車以降の正面

2枚窓といったデザイン面と、初めて電車を長距離列車として用いるという

車輌運用面にあり、すなわち商品企画の成功だったといえましょう。

西村さんからお送りいただいた美しいカラー写真は、飯田線での80系電車

と旧国編成との離合シーン。奇しくも湘南・横須賀両塗色の「湘南窓」が

並ぶことになりました。横須賀色の方はクモユニ81改造のクモニ83です。

下の写真は2枚窓タイプの1号車である1950年(昭和25年)東急車輌製の

クハ86 021で、この車輌は022と共に1次型の台枠をそのまま利用した

ために正面が丸みを帯びたデザインになり、窓が少し引っ込んだように

見える、俗に1.5次型とも呼ばれる変形車です。(里見)

1961.10. 大宮駅 Photo by: T. Satomi