1964.3. 草津駅 Photo by: T. Satomi

京都駅を発車した東海道本線の上り列車は東山トンネルをくぐり、隣県の

県庁所在駅である大津や膳所、石山を経由して約25分後に草津駅に

到着する。ここから東海道本線は45.5km先の米原まで琵琶湖東岸に

沿って北東にほぼ真っ直ぐに走っていく。

琵琶湖は江戸時代の北海道を除いた日本列島地図ではほぼ真ん中に

位置し、琵琶湖を擁する近江の国は東西日本の接点として古くから交通が

発展していた。琵琶湖東岸は近畿地方への玄関口として城下町、宿場町、

港町など歴史的都市が形成され、その重要性は鉄道時代になっても引き

継がれてきたのである。

このコーナーでは草津から米原間まで時空の旅をしながら途中で分岐する

草津線近江鉄道本線八日市線北陸本線等でかつて活躍した多彩な

車輌達をご紹介していきたい。