
京都駅を発車した東海道本線の上り列車は東山トンネルをくぐり、隣県の県庁所在駅である大津や膳所、石山を経由して約25分後に草津駅に到着する。ここから東海道本線は45.5km先の米原まで琵琶湖東岸に沿って北東にほぼ真っ直ぐに走っていく。琵琶湖は江戸時代の北海道を除いた日本列島地図ではほぼ真ん中に位置し、琵琶湖を擁する近江の国は東西日本の接点として古くから交通が発展していた。琵琶湖東岸は近畿地方への玄関口として城下町、宿場町、港町など歴史的都市が形成され、その重要性は鉄道時代になっても引き継がれてきたのである。このコーナーでは草津から米原間まで時空の旅をしながら途中で分岐する草津線、近江鉄道本線・八日市線、北陸本線等でかつて活躍した多彩な車輌達をご紹介していきたい。 |