1964.3. 正雀車庫 Photo by: Taro Satomi

保有車輌すべてにそつがない阪急電鉄でも、探せば奇車・怪車は出てくる。

もっとも1550形の場合は、上の写真のように車輌単体で見ればそれほど

可笑しいというわけではない。問題は連結される編成にある。

1550形は1949年(昭和24年)に550形として新製された半鋼製付随車で

あり、戦前製の有名な新京阪P6系、100形・1500形の中間車として組み

込まれた。ところが1550形は阪急伝統の一段下降窓を採用しており、

P6系編成とは窓デザイン、腰板寸法、屋根上の通風器等、まるで雰囲気

が異なる。合っているのは全長(それも正確には少し違う)、乗客定員

(150名)と扉の数くらいというちぐはぐな編成となった。

台車も当時、大流行していた鋳鋼製ウィングバネ式のFS-3型という付随車

のくせにごっついものをはいており、新京阪の残党にはさまれてひとり新生

京阪神電鉄を主張していたわけである。

●NO.1:阪神電鉄113 ●NO.2:阪神電鉄X-13 ●NO.3:岡山電気軌道100・300形 

●NO.4:オヤ30 4 ●NO.5:阪急電鉄201+251 ●NO.6:越後交通無蓋車 

●NO.7:D51 267・346号機 ●NO.8:38666・68658号機 ●NO.9:9608号機 

●NO.10:29639・29689号機 ●NO.11:尾小屋鉄道DC121 ●NO.12:阪急電鉄1554