



これは炭水車のカットモデルではない。29639号機のところでも少しご紹介した一ノ関機関区所属のD50 346号機の写真を中島忠夫さんより拝借。同区が担当する大船渡線には転向設備がなかったため、後方の視界を確保する目的で炭水車の炭庫部分はばっさりと切り取られてしまったのである。残されたの炭庫の石炭搭載量はタンク式機関車と同じくらいになっている。それならばこんな大改造をしなくてもタンク式機関車を使えばいいじゃないか、という当然の疑問がわいてくるが、まあ色々と事情があったのだろう。これだけの立派な変形機ともなると、ともすれば炭水車だけに目を奪われて他を見なくなってしまう、同機は蒸機溜のドームが少し角張っているところに特徴のある汽車製造製のカマ。煙突はパイプ形に改造、汽笛を砂箱の横に移設、シールドビームの前照灯、キャブ屋根の後端延長などあちらこちらに手が加えられている。下の写真も同じく欠き取りテンダーを持つD50 267号機の走行写真。D50 267号機の前はC58 344号機で、両機とも背向位で貨物列車を牽引しているが、私自身はC58+D50という組み合わせの重連運転の写真を始めて拝見。 |