オヤ30形

1967.8. 吹田第一機関区 Photo by: Tadao Nakajima

(写真提供:中島忠夫さん)

中島忠夫さんより拝借した吹田第一機関区所属の職用車オヤ30 4

他の「奇車・怪車」と違って、一般の人の目が見たら何の変哲もない客車と

しか映らない。しかし熱心な旧型客車ファンから見るとどこかちょっと妙な

感じがする。

客車ファンは旧型客車を分類する際にまず車輌の長さを見る、次に屋根の

形状を見る、それから窓と扉の配置、妻板形状、最後に台車というように

順に見ていって多分これは何形式だと判断するわけだが、上のオヤ30の

場合は車輌全長と屋根の形状でいきなり蹴つまずいてしまう。

丸屋根の17m車ってあったっけ? しかも均等に並んだ狭窓の具合も何か

怪しい。

先に答えを言うとオヤ30 4の種車は17m鋼製車オハ31系客車の2等車

オロ31形が3等車に格下げられてオハ27形となっていたものを1964年

(昭和39年)に高砂工場にてオヤ30に再改造した。窓配置は古い2等車独特

のもの。また屋根はダブルルーフからシングルルーフに改造された(多分、

戦災復旧ではないか)ためにこのような姿になった。

ちなみに国鉄17m級客車の丸屋根はこのオヤ30形の他に、1939年

(昭和14年)に木製客車ナハ22000形を小倉工場で鋼体化改造した初代

オハ30形という珍車もあった。(和田岬港ににいたオハ31形改造のオハ

30形は2代目)  

●NO.1:阪神電鉄113 ●NO.2:阪神電鉄X-13 ●NO.3:岡山電気軌道100・300形 

●NO.4:オヤ30 4 ●NO.5:阪急電鉄201+251 ●NO.6:越後交通無蓋車 

●NO.7:D51 267・346号機 ●NO.8:38666・68658号機 ●NO.9:9608号機 

●NO.10:29639・29689号機 ●NO.11:尾小屋鉄道DC121 ●NO.12:阪急電鉄1554