2001.3. 柏駅 Photo by: J. Satomi

北総レール倶楽部が本拠を置く千葉県柏市は人口33万人、千葉市・船橋

市・松戸市・市川市に次ぐ千葉県で5番目の都市である。江戸時代はわず

かに幕府直営の馬の放牧地である「小金牧」が広がる原野に過ぎなかった

が、1896年(明治29年)に田端−平間が開通した日本鉄道の常磐線が柏経由

のルートを採用したことによって、この地は東葛・北総地域の中心として

めざましい発展を遂げた。(弊サイトの「鉄道民話・奇談・怪談」常磐線が流

山を通らないわけ参照)

ちなみに「柏」の地名の由来は樹木の柏とは関係なく、手賀沼の河岸に

あるためそう呼ばれるようになったという。大平洋戦争前は陸軍の飛行場

を擁する軍都として有名だったが、戦後は東京都心のベッドタウン及び工業

団地として発展し、この30〜40年間で最も激しい変貌を遂げた街のひとつ

であろう。

北総レール倶楽部開店に際してひょんな機会から昔、成田線で8620と

C51形の機関士をされていた方から、開店のお祝いにということで、1956年

(昭和31年)頃にご自身が撮影された柏駅とその周辺のフィルムをお借りする

ことになった。そのフィルム集の中には45年前の柏駅を中心とする見事な

鉄道世界が広がっていたのである。

※撮影者がWEB上での匿名を希望されているので、写真にクレジットをつけていませ
 んが、著作権は北総レール倶楽部が保護します。