1964.3. 塩浜 Photo by: T. Satomi

1889年(明治22年)の東海道本線全通は日本の鉄道界に画期的な変革を

もたらした。特に貨物輸送についてはそれまでせいぜい十数輌の貨車を

牽いていればよかったものが、大量輸送時代に突入し数十輌に及ぶ大

編成の貨物列車を牽引する必要が生じてきたのである。

このようなニーズから、当時まだ本格的な国産蒸気機関車が誕生していな

かった官設鉄道では、翌1990年(明治23年)にイギリスのダブス(Dubs)社より

強力な軸配置C1形の蒸気機関車6輌を輸入して勾配線区で使用したとこ

ろ成績優秀だったので、1898年(明治31年)に同形機を18輌を増備し、翌

1899年(明治32年)にはシャープ・スチュワート(Sharp Stewart)社より18輌を

導入、1902年(明治35年)にダブス社より23輌導入と次々に増備を進め、

最終的にはドイツ製、アメリカ製も含め528輌という大所帯となった。

これがB6系機関車の生い立ちである。