25日:荷物車代表 国鉄カニ25 

                                1980.秋. 大阪駅 Photo by: 則直久さん

竹林さん(掲示板)ご提供写真

(この写真は転載禁止です)

掲示板でご提案頂き、画像をお送り下さったブルートレインの珍電源車。

20系寝台客車の電源車の中で、特急「さくら」に用いられたカニ22形は、

従来のディーゼル発電機だけでなく電化区間では架線からの集電によって

経済的な電力の供給が出来るよう屋上にパンタグラフ(PS16)を2基装着

した特異なスタイルで有名だった。

時は流れ、カニ22に最大の特徴だったパンタグラフは電動発電方式に

大きなメリットなしということで撤去され、更に24系寝台客車がブルー

トレインの主役となるとカニ22にも余剰が出始めたため、一部は24系25形

列車の電源車となるべく、1975年(昭和50年)に国鉄小倉工場にてカニ25形

として生まれ変わった。

24系寝台列車の最後尾に何くわぬ顔をしてくっついていたが、屋根上の

大きな段差から素性はすぐに知れた。

同車寝台特急「あかつき」「彗星」「明星」に使用されたが、もともと6輌しか

製造されなかった種車の中で、カニ25に改造されたのはわずか2輌、上の

写真はそれを見事に捉えた貴重な画像。

老朽20系から新鋭24系に寝返って延命をはかったカニ25の胸中はさて

いかがなものであったか。


25日:準急代表 国鉄キロハ25形気動車 

                                1963.8.丹後山田駅 Photo by: T.Satomi

旅客列車の完全無煙化をめざす国鉄が、1959年(昭和34年)に未電化区間

の優等列車気動車化の第1歩として送り込んだのが、準急用キハ25系

気動車。鮮やかなクリーム色のボディに等級帯をまいたスタイルでデビュー

した。

今と違って地方路線に特急はなく、急行も本数は少なく、「準急」こそが

庶民が旅行する際の真の意味での「足」だった。その中にあってキハ25系

は「準急」の代名詞といってよいほど浸透し、この車輌に旅の思い出のある

方はきっと少なくないはず。

上は準急「丹波」に連結されたキロハ25、キハ25系気動車の1・2等合造車

で、2等客室部分は伝統的な「バス窓」を採用しているため車体側面は

かなりちぐはぐな印象を受ける。このバス窓タイプのキロハ25は新潟

鉄工所でわずか5輌のみ製造された。

よく見るとキロハ25の次位には普通列車用のキハ25が連結されており、

こちらに乗せられた乗客はちょっと不満だったのではあるまいか。