8日:改造気動車代表 加悦鉄道キハ08形

1976.4.丹後山田駅 Photo by: J.Satomi
れんたろうさん(掲示板)のご提案
電車から電装を解除して客車になったり、気動車からエンジン降ろして客車
になったりというケースは極めて多く、前者では太平洋戦争で戦災を受けた
電車を戦災復旧客車として再利用した例が有名だし、後者も戦争中、多く
のガソリンカーが燃料不足で客車改造されている。
ではその逆は、というと極めて少ないのだが、上のキハ08形がその数
少ない例で、1961年(昭和36年)に国鉄の気動車不足を補うため苗穂工場
にてオハ62形客車にエンジンと運転台をつけて気動車に改造したもの。
キハ08形は両運転台式で、片運転台式はキハ09形。
他に運転台だけついてエンジンのないキクハ45形やエンジンも運転台も
ないキサハ45形(客車と変わらんじゃないか)といった珍車も生まれたが、
いかんせん自重が39tと標準型のキハ20形よりも6tも重く、これでは動力
性能が悪いのは当然で、いずれも短命に終わった。
「鈍重」を絵に描いたような車輌だった。
キハ08形の1輌、キハ08 3は後に加悦鉄道にもらわれ、一時期同社の
主力車として活躍し、更に廃線後も保存されることになったのは嬉しい限り
である。

