



荷物電車クモニ13形は、試作的な意味が強い001は別格として、17m級国電のモハ34形及びモハ33形を改造した002〜016の15輌と、荷物電車として新製された017〜037の21輌とに大別される。全車は側面にモハ時代の窓割をそのまま生かしているのに対して、後者は荷物車として設計されたため窓数少なくなっているのが大きな違いだが、更に見れば、全長も200mm前者が長く、ベンチレーターの数も後者が1基多く、妻面は前者が両側貫通式の丸屋根、後者は両側非貫通式の完全切妻なので、外観上は別形式のごとく異なっている。誕生時から電車王国だった飯田線にはクモニ13形も、024・025・026・034の4輌が配備され、本来の荷物輸送以外にも入換や回送に使用されることが多く、上の写真の024では国鉄電車でありながら2エンド側は自動連結器を装備する。そして当の024は中段の写真のごとく1970年(昭和45年)には牽引車であるクモヤ22201に形式変更された。ただし025の方は最後まで荷物輸送にこだわったのか、クモニ13形のまま、他の飯田線営業車と同様、横須賀線色に塗り替えられていた。クモニ13形は17m級国電の中で製造輌数としては少数派でありながら、営業用・事業用兼任という特殊な役柄から、昭和50年代以降も細々と生き続けたため、比較的多くのファンがその現役時代を目撃している。 |