


オハ35の進化後の姿とスハ43の進化前の姿、それがオハ36形とスハ42形に相当する。戦前の1929年(昭和14年)から戦後の1948年(昭和23年)にかけて1307輌が製造されたオハ35形に続き、切妻タイプのオハ35形の車体(俗にキノコ形と呼ばれる)にウィングばね方式のTR40型台車をはかせたのがスハ42形で、こちらは1923年(昭和23年)から1950年(昭和25年)にかけて140輌が製造された。TR40型をはかせた目的は乗り心地の向上に他ならないが、3等座席車のくせに自重33.4tは重過ぎるということになり、1959年(昭和34年)から1961年(昭和36年)にかけて61輌に対して軽量化改装が施されて自重が31.3tに抑えられたオハ36形が登場した。写真はいずれも北海道用だが、上が1949年(昭和24年)日本車輌東京支店製のスハ42 61で、下は1950年(昭和25年)新潟鉄工所製のスハ42 126を1960年(昭和35年)に旭川工場で改造したオハ36 126。誕生の順番は逆だが、奇しくもオハ35形をひとつ進化させたオハ36形と、スハ43形のひとつ進化前のスハ42形という格好で形式番号も揃ったわけである。 |