

気動車から化けた上田丸子電鉄の電車2題。モハ3122は電鉄会社である同社が1934年(昭和9年)に日本車輌に1輌のみ製造させたガソリンカーであるキハ1が前身。目的は停電時に備えるためのもので、そういう例は東京横浜電鉄や瀬戸電鉄等にもあった。しかし大平洋戦争時のガソリン不足によりエンジンを外されてサハとして使用、1948年(昭和23年)頃に電装され改造されている。「電車」として晴れて再出発できたのは幸運だが、気動車の証である正面2枚窓と、取って付けたような前照灯とパンタグラフが可笑しい。下は国鉄に買収され長岡第1機関区の救援車として使用されていた飯山鉄道のキハ101を1949年(昭和29年)に払い下げられたサハ41。こちらはついに電装されることはなく、両端を貫通化改造してモハ2320形の中間車として余生を送った。「自動ドアー」の文字が車内側から書かれている。 |
