1964.5. 正雀車庫 Photo by: T. Satomi

恐らく中間付随車の大画像というのは一般的にはウケないだろうとは思う

のだが、阪急の1500は私鉄界の中間車の中では最も目立った車輌のひと

つである。

新京阪電鉄の大阪−京都間が開業した1928年(昭和3年)に巨額の費用を

投じてP6系デイ100形と共に豪華な貴賓車フキ500が川崎造船にて製造

された。2枚の扉にはさまれた中間部には幅1mの窓が5枚並び、この部分

の室内は豪華なソファが配される貴賓室となっていた。外観は紛れもない

シングルルーフであるにもかかわらず内部はダブルルーフのデザインで、

大理石製の暖炉まで置かれ、その上には黒田清輝画伯の作品「嵐峡」が

掲げられていた。

この貴賓車が製造された目的は、大抵の車輌ガイドブックには同年に催さ

れた昭和の御大典に際して皇族の乗用に供するため、と断定しているが、

阪急車輌解説の大御所である藤井信夫氏の著書には「皇族のご乗用に

供するためではないかと推察される」となぜか控えめに書かれている。

同車は戦後の1949年(昭和24年)にナニワ工機で一般車に改造、翌年の

再改造で座席をロングシート化して1500に改番された。

腰板下部に溶接された帯板の存在が誠に優雅。


以前の大画像

●NO.1:DD20 2号機 ●NO.2:D51 265号機 ●NO.3:紀州鉄道キハ40801 

●NO.4:C55 19号機 ●NO.5:新京阪デイ100 ●NO.6:ED75 501号機 

●NO.7:29608号機 ●NO.8:スハ32 286 ●NO.9:D52 355号機 

●NO.10:C58 316号機 ●NO.11:食堂車ナシ20 ●NO.12:京浜急行クハ156 

●NO.13:D51 362号機 ●NO.14:ED30 1号機 ●NO.15:北見機関区転車台 

●NO.16:弘南鉄道モハ2026 ●NO.17:東武鉄道モハ3210 ●NO.18:クモハ73 024 

●NO.19:D51 727号機 ●NO.20:スハネ30 50 ●NO.21:山陽電鉄200形 

●NO.22:京阪京津線20形 ●NO.23:C11 41号機 ●NO.24:西武鉄道クハ1311 

●NO.25:C58 33号機 ●NO.26:南海電鉄モハ2001系 ●NO.27:同和小坂鉄道DC1形 

●NO.28:C55 46号機 ●NO.29:C55 52号機 ●NO.30:京王帝都デハ1402 

●NO.31:近鉄モト2721+2722 ●NO.32:交直両用電車クハ401 

●NO.33:名古屋鉄道ク2132 ●NO.34:京阪電鉄1820 ●NO.35:横浜市電1001 

●NO.36:大阪地下鉄6000形 ●NO.37:ワフ21000形 ●NO.38:銀座4丁目交差点 

●NO.39:阪急電鉄672 ●NO.40:西鉄福岡市内線102 ●NO.41:名鉄モ301 

●NO.42:D61 4号機 ●NO.43:マハ29 73 ●NO.44:モハ70 121 

●NO.45:東武鉄道クハ360 ●NO.46:クモル23 050 ●NO.47:名鉄モ524 

●NO.48:モハ31 003 ●NO.49:クモハ12 001 ●NO.50:大井川鉄道クハ502

●NO.51:名鉄デニ2001 ●NO.52:阪急デト4001 ●NO.53:遠州鉄道モハ3 

●NO.54:南海電鉄デワ2001 ●NO.55:39635号機 ●NO.56:ED17 1号機 

●NO.57:京王帝都サハ2531 ●NO.58:クハ25 107 ●NO.59:トラ90000形 

●NO.60:クエ9421 ●NO.61:南海20001系 ●NO.62:C51 176号機 

●NO.63:京浜急行デハ230形 ●NO.64:クハ47とサハ48 ●NO.65:京阪電鉄1104

●NO.66:近鉄ク6509