

1936年(昭和11年)に鉄道省がデビューさせた「流電」モハ52形は鉄道界に大きな衝撃を与え、「イモムシ」こと名鉄モ3400形や南海ク1900形等の私鉄電車も後に続いたほか、キハ42000・43000形や東横電鉄キハ1形のような気動車にまでその波紋は広がっていった。それら「流電類似品」の中で京阪電鉄の1000・1100形は比較的地味な存在。全長は17.8mとちょっと小ぶりで、何よりもスカートをはかせてもらえなかったのが悔やまれる。ただ登場時はスカートの替わりになんとカウキャッチャーを装着していた由。1100形は特急にふさわしく転換クロスシートだが、1100形の方はロングシートだった。そんな1000・1100形にも隠し芸はあって、一見、片運転台式に見えるが実は2エンド側にもちゃんと運転台を装備し、しかも「半流線形」になっているのである。 |