1961.11. 天下茶屋車庫 Photo by: T. Satomi

とにかく強烈な個性の持ち主だった。同時に夢のある電車だった。

大手私鉄の豪華特急ブームのさなか、1957年(昭和32年)登場の小田急SE

車、1958年(昭和33年)の近鉄ビスタカー、1960年(昭和35年)の東武デラック

ス・ロマンスカーに続いて1961年(昭和36年)にデビューした南海電鉄高野線

の20001系は遅咲きであった分、より丸みを帯びたボディラインを有して

いた。性別に例えればもちろん女性的ということになるのだが、単に美しい

というよりも非常にキュートな印象を受ける。

同期の名鉄パノラマカーが平面ガラスを駆使して見事な流線形を表現した

のに対して、20001系デラックス・ズームカーは思い切って曲面ガラスを

用いて客室からの眺望を確保している。当時としては曲面ガラスは非常に

高価だったのである。そのせいかどうかわからないが、この名車は4輌

ユニットで1編成しか製造されず、観光シーズン以外は通常特急に転用され

たりせず、車庫に休んで大切に使用されていた。

運転室横の大きな側面窓は下降式で、上の写真では開放された状態になっ

ているが、これは高野線の通票閉塞区間で乗務員がタブレット授受を

行うためのものである。


以前の大画像

●NO.1:DD20 2号機 ●NO.2:D51 265号機 ●NO.3:紀州鉄道キハ40801 

●NO.4:C55 19号機 ●NO.5:新京阪デイ100 ●NO.6:ED75 501号機 

●NO.7:29608号機 ●NO.8:スハ32 286 ●NO.9:D52 355号機 

●NO.10:C58 316号機 ●NO.11:食堂車ナシ20 ●NO.12:京浜急行クハ156 

●NO.13:D51 362号機 ●NO.14:ED30 1号機 ●NO.15:北見機関区転車台 

●NO.16:弘南鉄道モハ2026 ●NO.17:東武鉄道モハ3210 ●NO.18:クモハ73 024 

●NO.19:D51 727号機 ●NO.20:スハネ30 50 ●NO.21:山陽電鉄200形 

●NO.22:京阪京津線20形 ●NO.23:C11 41号機 ●NO.24:西武鉄道クハ1311 

●NO.25:C58 33号機 ●NO.26:南海電鉄モハ2001系 ●NO.27:同和小坂鉄道DC1形 

●NO.28:C55 46号機 ●NO.29:C55 52号機 ●NO.30:京王帝都デハ1402 

●NO.31:近鉄モト2721+2722 ●NO.32:交直両用電車クハ401 

●NO.33:名古屋鉄道ク2132 ●NO.34:京阪電鉄1820 ●NO.35:横浜市電1001 

●NO.36:大阪地下鉄6000形 ●NO.37:ワフ21000形 ●NO.38:銀座4丁目交差点 

●NO.39:阪急電鉄672 ●NO.40:西鉄福岡市内線102 ●NO.41:名鉄モ301 

●NO.42:D61 4号機 ●NO.43:マハ29 73 ●NO.44:モハ70 121 

●NO.45:東武鉄道クハ360 ●NO.46:クモル23 050 ●NO.47:名鉄モ524 

●NO.48:モハ31 003 ●NO.49:クモハ12 001 ●NO.50:大井川鉄道クハ502

●NO.51:名鉄デニ2001 ●NO.52:阪急デト4001 ●NO.53:遠州鉄道モハ3 

●NO.54:南海電鉄デワ2001 ●NO.55:39635号機 ●NO.56:ED17 1号機 

●NO.57:京王帝都サハ2531 ●NO.58:クハ25 107 ●NO.59:トラ90000形 

●NO.60:クエ9421