

名鉄のデニ2001はその形式・番号に謎を秘めた電車である。同車は旧モ3251を種車として、1953年(昭和28年)に名古屋電車製造所にて車体を新造した名鉄唯一の荷物電車であり、車歴そのものには何の怪しい点もない。ただご周知の通り名鉄の電動車は「モ」を名乗ることになっており、なぜ同車だけが「モニ」ではなく「デニ」になったのか。更に2000番台は制御車で電動車は3000番台という不文律がありながら、なぜ2001になったのか。更にデニ2001は間接非自動制御車(HL車)の中で唯一濃緑色に塗られていた。切妻・2枚窓の正面スタイルはすべての無駄を省いた、これ以上シンプルなデザインはないという感じ。また屋根形状はほぼ完全な円形をしているのが特徴である。 |