1959.10. 片町駅 Photo by: T. Satomi

1扉や2扉の車体構造を持つ優等列車用の車輌を3扉化・4扉化して通勤

用車輌にするのは昔も今もある「格下げ」の常套手段。

私鉄王国だった戦前の関西地区において鉄道省が1934年(昭和9年)の京阪

神間電化の際して対抗馬として投入した2扉クロスシートのモハ42形(両

運転台式)とモハ43形(片運転台式)という当時としては超デラックスな

省線電車があった。一方、1941年(昭和16年) 3月に塚本駅にて発生した二重

衝突事故で大破したモハ43 028は、翌1942年(昭和17年)にオールロング

シートの4扉車として再生された。国電初の4扉車というとまずクモハ73形

の前身であるモハ63形を思い浮かべがちだが、正確にはこのモハ43

028を改造したモハ64 012が最初である。

続いて戦争の激化による輸送力増強のためモハ43形全車が4扉化される

ことになり1944年(昭和19年)までに13輌に対して改造が行われ、モハ64形

を経由して1953年(昭和28年)の称号改正でモハ31形となった。(その間に

1輌が事故で失われたのでモハ31形は12輌)

写真のモハ31 003は日本車輌にて1934年(昭和9年)にモハ43 027として

誕生したもので、1973年(昭和48年)に廃車されるまで名車モハ43形の「顔」

のまま、片町線にて通勤用電車として余生を送っている。


以前の大画像

●NO.1:DD20 2号機 ●NO.2:D51 265号機 ●NO.3:紀州鉄道キハ40801 

●NO.4:C55 19号機 ●NO.5:新京阪デイ100 ●NO.6:ED75 501号機 

●NO.7:29608号機 ●NO.8:スハ32 286 ●NO.9:D52 355号機 

●NO.10:C58 316号機 ●NO.11:食堂車ナシ20 ●NO.12:京浜急行クハ156 

●NO.13:D51 362号機 ●NO.14:ED30 1号機 ●NO.15:北見機関区転車台 

●NO.16:弘南鉄道モハ2026 ●NO.17:東武鉄道モハ3210 ●NO.18:クモハ73 024 

●NO.19:D51 727号機 ●NO.20:スハネ30 50 ●NO.21:山陽電鉄200形 

●NO.22:京阪京津線20形 ●NO.23:C11 41号機 ●NO.24:西武鉄道クハ1311 

●NO.25:C58 33号機 ●NO.26:南海電鉄モハ2001系 ●NO.27:同和小坂鉄道DC1形 

●NO.28:C55 46号機 ●NO.29:C55 52号機 ●NO.30:京王帝都デハ1402 

●NO.31:近鉄モト2721+2722 ●NO.32:交直両用電車クハ401 

●NO.33:名古屋鉄道ク2132 ●NO.34:京阪電鉄1820 ●NO.35:横浜市電1001 

●NO.36:大阪地下鉄6000形 ●NO.37:ワフ21000形 ●NO.38:銀座4丁目交差点 

●NO.39:阪急電鉄672 ●NO.40:西鉄福岡市内線102 ●NO.41:名鉄モ301 

●NO.42:D61 4号機 ●NO.43:マハ29 73 ●NO.44:モハ70 121 

●NO.45:東武鉄道クハ360 ●NO.46:クモル23 050 ●NO.47:名鉄モ524