
デボ31・32は淡路交通への入線に際して手荷物合造車に改造されてモハニ1002と1003になり、1002は1954年(昭和29年)に車体を鋼体化、1003の方は車体外板を鋼板張りにするにとどまった。1959年(昭和34年)にモハニ1003にも鋼体化が実施されたが、後述するモハニ1002とは異なり半円形を描いた5枚窓のフロントマスクやダブルルーフというスタイルをそのまま残したので、南海電鉄電2形時代の面影をよく伝える生きた鉄道資料であった。前ページの写真は鋼体化前の鋼板張りの時代、上は鋼体化以後の姿を示しているが、外観上はほとんど見分けがつかない。鋼体化工事後のモハニ1003は、全長15,990mm、自重28.5t、乗客定員90名(内、座席50名)で、台車は上の写真ではブリル(Brill)社製27GE1型をはいているが、1962年(昭和37年)に27MCB2型に変更されている。 |