1961.5. 宇山駅 Photo by: T. Satomi

デボ31・32は淡路交通への入線に際して手荷物合造車に改造されて

モハニ1002と1003になり、1002は1954年(昭和29年)に車体を鋼体化、

1003の方は車体外板を鋼板張りにするにとどまった。

1959年(昭和34年)にモハニ1003にも鋼体化が実施されたが、後述する

モハニ1002とは異なり半円形を描いた5枚窓のフロントマスクやダブル

ルーフというスタイルをそのまま残したので、南海電鉄電2形時代の面影を

よく伝える生きた鉄道資料であった。

前ページの写真は鋼体化前の鋼板張りの時代、上は鋼体化以後の姿を

示しているが、外観上はほとんど見分けがつかない。

鋼体化工事後のモハニ1003は、全長15,990mm、自重28.5t、乗客定員

90名(内、座席50名)で、台車は上の写真ではブリル(Brill)社製27GE1型

をはいているが、1962年(昭和37年)に27MCB2型に変更されている。